介護食を作る時、食べる時あると良い物

介護が必要な方がいらっしゃるお宅では、「食事作り」に悩まれているご家族もいらっしゃるのではないでしょうか。

ご高齢であれば目立った病気がなくても、飲み込みにくくなったり、むせたりすることがあります。

また病気になったことで「食器を持つ」「箸を使う」「口元まで運ぶ」「そしゃくする・飲み込む」という一連の動作が難しくなったり、介助が必要になる方もいらっしゃいます。

そこで食事を作る時、食べる時にあると良い物を紹介します。

我が家で使用しているものです。

目次

我が家で使用している物

①ブレンダー

食材を刻んだり飲み込みやすい形状にするためのブレンダー

パナ○ニックのブレンダー

ミキサーより洗うの楽かなと思いブレンダーにしてみました。

写真のように分解出来るので、ミキサーより洗いやすいのではと思い使用しています。

ミキサーでもよいかもしれません。

そのほかにキッチンばさみ、すり鉢など使用します。

麺類を短くカットする時キッチンばさみは便利です。

ブレンダーは一番使用頻度高いです。

しかし、芋類はおすすめ出来ません。粘性の高い物に使うとモチモチになってしまいまい、回転しにくくなり故障の原因となります。芋煮で使用し、一度故障しました。以後芋類はフォークなどでつぶしています。

おかずは基本私と同じ物です。調理後にブレンダーで細かくすることがほとんどです。

※ビフィズス菌は腸の調子を整えるため1日1本のませています。

②握りやすいスプーン、フォークと軽い食器

食器は軽くてもちやすいものの、底がすべりにくいもの、スプーン、フォークは柄が太くて軽い物、滑りにくい工夫がされている物がおすすめです。

母は手に力が入りにくいため、軽い食器、握りやすいスプーン、フォークを使用しています。

介護用カタログで注文したり、アマゾンで入手しました。

最近はニ○リなどで軽い食器も売られていますので、そちらを見てもよいでしょう。

食器は介護用と100均のもの半々くらいです。

底がすべらないタイプのものもあります。

白い食器だとカレーとかの色がしっかりついてしまい、落ちなくなるのが難点。

介護の食器メーカーさん、白以外でおしゃれなやつ作ってください!!

食洗機をお使いの場合は耐熱温度の確認をしましょう。

③水分にトロミをつけるもの

こちらは必要な方のみ使用します。

病院を退院されるとき言語聴覚士や管理栄養士、看護師より説明されるでしょう。

近いところで入院はしていないが、最近むせることが増えた、飲み込みにくいなど本人が話す場合、かかりつけ医やケアマネジャーに相談してみましょう。

水分にトロミをつけることで、水分がゆっくり口、喉を通るので気管に入ることを防ぐことが出来ます。

気管に入ってしまうと「誤嚥性肺炎」をひきおこしてしまうことがあるので、予防のため使用します。

水と乳製品、温かい飲み物と冷たい飲み物では使用量が変わってきます。

混ぜてから数分がたつと濃度が安定するので、安定するまで待ちましょう。

メーカーにより使用量が違います。

外袋に使い方、量が書いてあるのでそちらを見てトロミをつけましょう。

百均にあるマドラー(かき混ぜるもの)で混ぜるとダマになりにくいです。

④圧力鍋

こちらは介護を始めてから購入しましたが、介護とは関係なくおすすめです。

ちょっと奮発して買いました。

おでんなど短時間で出来ます。

大根、ジャガイモがおいしく調理できます。

ゆで卵、煮豚、煮豆にも活用しています。

やったことはないですがご飯、おかゆ、お菓子なども作れるようです。

こちらは圧力がかかったとき、抜けたときわかりやすいです。

蓋は分解して洗えますが、ちょっと大変。あとやっぱり重いです。

でも耐えられる重さ。

介護食をつくる時間がない、手間が面倒な時はどうするのか

食事を作られる方が働いている場合、要介護者と同じくらいご高齢の場合、食事作りが負担となってしまうことがあります。

そのような時は無理をせず、レトルトの介護食品や介護食の宅配サービスを利用しましょう。

余裕のあるときに作り置きをして冷凍しておく手もありますね。

うちでは写真のようなレトルト食品をよく利用します。

レトルトカレーはわりとしょっぱいです。保存面でもあると思いますが。

また、宅配サービスを利用してみても良いでしょう。


まとめ

介護食を作る、食べる際は様々な工夫しなければならないことがあります。

仕事をしながら介護している方、介護する方も後高齢の場合負担となることもあります。

少しでも「楽」なように道具をうまく使い、レトルト食品や宅配サービスを利用していくことは

介護する人、される人にとっても良いことではないでしょうか。

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この記事を書いた人

看護師歴20年以上。整形外科、小児科、耳鼻科、有料老人ホーム、回復期リハビリ病棟など経験。現在訪問看護しています。脳梗塞後、慢性腎障害の要介護5の母を介護中。音楽、旅行が趣味。実体験より介護の工夫など発信していきます。ライター。

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