痔ではなく下血だった
もうすぐ退院。ところが1週間前になり排泄の際肛門から血液が出るようになりました。
もともと痔があったので当初はそれだと思っていました。
2016年3月末。発熱と採血で炎症の所見が見られ、前の病院を受診し、転院となりました。逆戻りです。
大腸憩室炎との診断でした。貧血がひどく輸血を行いました。
下血が多い状態なので血液をサラサラにする脳梗塞の内服薬は中止する、とのことでした。
もしかして再び脳梗塞になるかもしれない、との話もありました。まずは下血をおさめないと駄目だから仕方ない。
絶食、点滴で痩せていきます。
多量の下血で呼び出される
4月2日下血が多量にあり血圧が低下していると勤務先に連絡がありました。
「これは駄目かもしれない・・」と思いました。
向かうと個室に移っており心電図モニターなどつけられていました。
幸い意識はありわかる様子でした。その晩は病院に泊まりました。
山を越えなんとか持ちこたえました。
急性期を脱したのでその後地域包括病棟へ転棟となりました。
すると今度は便の感染症になり、またまた個室管理となりました。とにかく下痢がひどかった。
点滴が外せない状態でした。
話せなくなった・再びの脳梗塞
4月25日訪問すると明らかに言葉がおかしい・・・看護師に連絡しMRIとなりました。
恐れていた脳梗塞の再発でした。「構音障害」という状態。
なんとか音は出るのですが舌が麻痺しているのでうまく話せなくなりました。
意思疎通が難しかったので字を書かせてみました。字、格好は悪いですが理解はできました。
(今もホワイトボード使うときあります)
食べ物もうまく食べることができなくなりました。
今後の治療法を考えるよう言われる
下血原因の改善がみられるか調べるため大腸カメラを数日後実施しました。
大腸潰瘍であり全くよくなっていない。また出血するかもしれない、とのこと。
「いつどうなってもおかしくないな・・」
4月29日には全く話せなくなっていました。そして食事がとれない、必要な栄養をといれない状態でした。
点滴も毎日行っており、頻回に点滴漏れがあり、刺せるところもなくなってきていました。
医師からは口・鼻から胃まで管をいれて行う経管栄養か、腹から胃に穴を開けて行う胃瘻(いろう)栄養か、中心静脈の点滴かの選択をするよう言われました。
元気なときの本人の意思は「胃瘻は絶対いやだ」と言ってたので、それはなしで考えなければならなかったです。
状態の改善はなかったので終末期かもしれない、と思ったこと、病棟の師長より提案があり、1泊2日で家に一時帰宅することになりました。
④に続く
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