介護が必要な方の多くはなにかしらの病気を持っています。
高血圧、脳梗塞、心臓病、腎機能障害、糖尿病など。
そのため病気のコントロールがうまくいかなかったり、ちょっとの風邪から体調が悪くなったりしてしまいます。
そのため急に入院が必要になることが多くあります。
万が一の入院に備え日頃から準備しておくと良いことをお伝えします。
目次
1.入院セット
- 下着類数日分:病院に洗濯機をおいているところがほとんどですが、要介護者自身が洗濯できることは少ないでしょう。そのため介護する人が持ち帰り洗濯したり、病院に設置している患者用の洗濯機を利用することになります。またオムツなど使用されている方は何かの時汚してしまうこともあるでしょう。そのため少なくても数日分はあると良いでしょう。
- タオル:フェイスタオルとバスタオルが必要です。入浴や体をふいてもらえる回数は病院によって違います。温かいタオルの提供もしてくれるところとそうでないところがあります。こちらもまずは数日分準備しておきましょう。
- はし、スプーン、割れないコップ:普段使い慣れたものでよいでしょう。病院によっては使い捨てのものを提供してくれるところもあります。自助用のスプーン、フォークなど使用している場合は後から持参するとよいでしょう。そしてコップ。おもに水分摂取用に使いますが、陶器の物だと誤って割ってしまうことがあります。お湯の温度にも耐えられるプラスチック製コップだとよいでしょう。
- ティッシュペーパー
- 歯ブラシ、歯磨き粉
- 石けん、シャンプー
- イヤホン(テレビ用)
- オムツ使用中の方はオムツを数枚
2.入院日に準備する必要があるもの
- 病院の診察券
- かかりつけ医から紹介されている場合は医師の紹介状
- 健康保険証(後期高齢者の方だと後期高齢者医療証)
- お薬手帳と内服、使用中の薬すべて←軟膏、目薬類も
- 病院ではく履き物:脱げないズックタイプのもの スリッパだと脱げてしまって転んだりすることも考えられます。またリハビリをするようになった場合スリッパでは足に力が入りにくく安定しません。
- 多少の小銭:自分で管理できる程度
3.親戚や頼れる方に日頃から話をしておく
入院後は入院誓約書、入院保証書などの記入をしなければなりません。
連帯保証人として「生計を別にした支払い能力のある方」を記入するところがあります。
家族が少ない場合はどなたかにお願いすることになります。
日頃から親戚や頼れる方に相談、お願いしておきましょう。
それでも思いつかない場合は病院に相談しましょう。
まとめ
普段から気をつけていても病気やけがはいつなるかわかりません。
要介護者を抱えている場合はなおさらです。
また「病気」「入院」ということで介護される方もする方もショックや落ち込みがあると思います。
落ち着いて準備ができれば良いのですが、心を落ち着けられる状況にないこともあるかもしれません。あわててしまうこともあるでしょう。
日頃から準備をしておくと、万が一の時役立つでしょう。
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